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テックガイド: ASR 1000シリーズ

ASR 1004シリーズルータの当初のゴールは、従来のルータと比較してより多くの仕事を、より小さな筐体でこなす、というものでした。
特に、スケーラビリティとデータセンタ内のデバイスを統合するといった狙いがあります。ファイアウォール、ディープパケット・インスペクション、
セッションボーダコントロールの機能が筐体に盛り込まれており、追加ハードウェアなしに、様々な能力を持たせることができます。

しかしながら、そんな多機能のASR が提供する全てのオプションが手に余ることもしばしばあります。
最終的には、ユーザにとって何が必要かを見極めることが重要です。そこで、ユーザの意思決定をサポートするため、
今回、私たちエンジニアチームがASRの主要なコンポーネントと、筐体のキャパシティ、固定構成のハードウェアなどを解説します。

ASR 1000 は、モデルおよび装着されたカードに応じて 2.5Gbps ~ 100Gbps のスループットに対応する、Cisco のミッドレンジ ルーターです。このプラットフォームは、BGP ボーダー ルーター、ブロードバンド アグリゲーション、IPSec アグリゲーション、大規模 NAT ゲートウェイ、高性能セッション ボーダー コントローラ(SBC)などの用途に対応します。ASR 1000 は、システム構成を問わず一定のスループットを維持するハードウェア方式のフォワーディング エンジンを搭載しています。

筐体

ASR 1000 シリーズには、ASR 1001、ASR 1002、ASR 1002-X などの固定コンポーネントや、ASR 1004、1006、1013 などの完全モジュール式システムなど、さまざまな筐体が用意されています。以下は、筐体の機能および固定ハードウェアについての概要です。
 

ASR 1001

1 SPA card slot

4x SFP slots onboard

Integrated RP2

Fixed ESP (2.5Gbps base, license upgradeable to 5Gbps)

 

ASR 1002

3 SPA card slots

4x SFP slots onboard

Integrated RP1

Integrated SIP10

Option of ESP5 or ESP10

 

ASR 1002-X

3 SPA card slots

6x SFP slots onboard

Integrated RP2

Integrated SIP40

Fixed ESP (5Gbps base, license upgradeable to 10, 20 or 36Gbps)

 

ASR 1004

1x RP slot

1x ESP slot

2x SIP card slots

Option of RP1 or RP2

Option of ESP10, ESP20, or ESP40

 

ASR 1006

2x RP slots

2x ESP slots

3x SIP card slots

Option of RP1 or RP2

Option of ESP10, ESP20, ESP40, or ESP100

 

ASR 1013

2x RP slots

2x ESP slots

6x SIP card slots

Can take an RP2

Option of ESP40 or ESP100

RP (ルート プロセッサー)

ASR 1000 ルート プロセッサーは、IOS の実行、システムの管理、すべてのコントロール機能 (VPN トンネルのセットアップ、SIP セッションの開始、ルーティング プロトコルの実行など) の実施を行うルーター コンポーネントです。

現時点では、最大 4GB のメモリに対応する RP1 と、最大 16GB のメモリに対応する RP2 の、2 つの RP モデルが用意されています。高い可用性の確保およびサービス実行時のソフトウェア更新を可能にするため、ASR 1000 RP では、2 つの IOS イメージをアクティブ/スタンバイ構成で実行 (要ライセンス) でき、搭載しているメモリの半分のみが IOS イメージの実行に利用されます。

ESP (組み込みサービス プロセッサ)

ESP カードは ASR 1000 のフォワーディング エンジン:RP がフォワーディング テーブルを作成して ESP に送信し、ESP が転送、暗号化、その他のパケット処理をすべて実行します。ASR 1000 の ESP は、2.5Gbps ~ 100Gbps のスループットに対応します。ESP40 や ESP100 は、RP2 と組み合わせて使用する必要があります。

SPA カードとキャリアー

ASR 1000 のインターフェイスには SPA カードのみが使用されます。ASR 1001 や ASR 1002 など小型の筐体は SPA カード スロットを装備していますが、ASR 1004 以上の大型システムで SPA カード スロットを使用する場合は、ASR 1000 SIP キャリアー カードを利用する必要があります。SIP カードには、SIP10 (最大スループット 10Gbps) と SIP40 (最大スループット 40Gbps) の 2 つのモデルがあります。

これらの SIP カードを使用する場合は、以下の点にご注意ください。

  • SIP10 では最大 2:1 のオーバースクライブが可能になっていますが、
    それ以上のオーバースクライブを行うと、システムによって
    SPA カードがシャットダウンされます。
  • SIP40 は 40Gbps のスループットに対応しますが、最速の
    SPA カードは 1 ポート式の
    10GbE カードです。また現時点では、
    SIP40 をオーバースクライブすることはできません。


詳細または見積もりについては、
http://www.networkhardware.jp/Cisco/Routers/ASR