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Chief Technology Officer

2015年、ハードウェアとソフトウェアの状況はどう変化するか

February 6, 2015

ビジネス・テクノロジーの世界で将来を見通し変化を予測することはとても難しい。今年の予測をもっと具体的にというのが今回の目的だ。ビジネス・テクノロジーの世界は変化が激しい、12か月先まで予測をすれば必ず当たりが出るであろう。

次のことは2015年に必ず起こると信じてもいいだろう。

  • マーケティング部門は新技術が実現できないことまで実現できると約束する。
  • 行政はまだ「使える」とは言いがたいソリューションに過剰投資する。
  • サービス・プロバイダからのメールやメッセージはソフトウェア定義と仮想化とビッグデータで埋め尽くされる。
  • マーケティング部門は次々とバズワードを作り出し、ITのプロはそうした意味不明の新語に対する定義を迫られる。

ソフトウェア定義:

「ソフトウェア定義」は進化を続けるだろう。いずれにせよ20年間進化し続けてきた。90年代半ばの「アクティブ・ネットワーク」はネットワークリソースに対してプログラミングインターフェースを提供する初期の取り組みだった。ネットワーキングの主要プレーヤーたちは、今後もSDN戦略を推進していくだろう。2015年の大きな変化は、企業のIT部門からの「pull」が限界質量に達し本格化するだろうということだ。これは、データプレーンと制御プレーンを分離するための固有の必要性によって推進されるという話ではなく、デバイスメーカーとそのソフトウェア価格固定モデルによる専制的な慣行を打ち破るための手段として本格化するだろうということだ。

仮想化/クラウド:

クラウドは受け入れられてきている。プライベートのクラウド、SaaSコミュニティをサポートするソフトウェアに依存したクラウドのいずれかに拘わらず、2010年には予想リストから外した人もいた。今年この上昇によってもたされるものは、「ハイブリッドのクラウドコンピューティング」だ。IT戦略に含まれることになったこの勢いは、「幻滅の谷」を生き延びたことを意味している[ガードナーがハイプサイクルモデルで示した通り]。IT管理者が適切な設計の下にリスク管理について教育されるにつれ、パブリッククラウドのリソースと保護された企業資産の組み合わせによる金銭的利益が実現されていくだろう。

モバイル:

中国では、来年5億台のスマートフォンの購入が見込まれている。この数値は米国の3倍にもあたる。今のホリデー期間中のオンライン販売の約30%はモバイル・デバイスを使用して行われている。2015年、企業ITは戦略目標(顧客対応、内部の両方)達成のために、モバイルデバイスを使用することの利点を受け入れることとなる。混乱を起こしかねない技術を導入するための真のチャンスは、通信事業者の手のうちにある。2015年中でないとしても、遅くとも2017年には、シム(sim)[加入者識別モジュール]カードは消え、ソフトウェア認識によるソリューションに置き換わるだろう。これによって、複数デバイス間での取引プロファイルの移植が可能になる。平日に利用されるモバイル・デバイスはこのタスクのための最適なデバイスとなるだろう。

セキュリティ:

2015年中には、企業ITで起こるパラダイムシフトの基礎となる破壊的革新が明らかになっていくだろう。そしてこの技術革新が安全な識別管理のツール/プラットフォームとなる。これにより各種テクノロジーの採用が早まることとなるだろうが、それはリスク管理が可能なITチームへの信頼を高めることが可能になるからだ。セキュリティは、引き続き他領域のIT費用を上回るペースで進むだろう。現在の防衛方法に対する脅威がかつてないほど増加しているため、技術革新は迅速であらざるを得ない。

コンバージェンス:

新技術の採用は、ITプロフェッショナルが行う作業に対する新しく創造的な方法の開発を可能にする。具体的に、セキュリティに関していえば、データの機密性、完全性、可用性のことだ。クラウドリソースを利用した場合、サーバーというコンセプト全体、サーバーの安全性確保は、問題にならなくなる可能性がある。データベースをホストしている「クラウドサーバー」は数時間以上存在しないことさえある。「サーバー」とデータベースの過渡的な状況は、ITは最終目標点としてサーバーの保護を重視する必要がないということを意味する。同心円状の輪というセキュリティに関する方法論はこのシナリオに沿って変化し、資産保護のための新しく創造的な方法を作らざるを得ない。

以上が、私がITの専門家たちに今年最も自覚してほしい見識だ

企業ITの担当者たちは、ずっと進取の気性に富んでおり、何年も前に形成された意見に基づく評価を止め、ありとあらゆる市場主導の誇大広告によるpush超えて、実用的で上手くいくソリューションを可能にするpullの技術革新、テクノロジを支援している。

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