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Former Global Product Marketing Director

2015年の最も関心あるIT企業/ベンダーの対立

February 6, 2015

2015年に最も関心を集めそうなIT企業はVMware

VMwareに「新興企業」という呼び名は相応しくない。同社の創業は1990年代であり、昨年だけで50憶ドルを超える収益を上げたからだ。 だが、ソフトウェア定義(Software-Defined)の世界というビジョンを推進する同社にとって2015年は大きなチャンスと成長の一年になるだろう。  

VMwareがIT業界にもたらした最初の革命は物理サーバーの仮想化手法を企業に提示したことだった。   この概念は簡単だが強力であり、アジリティ(機敏性)、応答性、(大きな)収益性といった貴重な恩恵をあらゆる規模の企業にもたらした。   企業はネットワークやデータセンターの他の部分(サーバーだけじゃない!)を仮想化モデルに移行しようと模索しており、これはIT業界の新たな革命的パラダイム・シフトと呼べるだろう。VMwareは今その中心にいる。    VMwareのある代理店に聞いた話では、VMware製品を1ドル売ればハードウェアとサービスがいっしょに13ドル売れるという。   ネットワーク仮想化プラットフォームNSXやストレージ仮想化向けソフトウェアVSANなど、最近発売された製品の人気はますます高まっていて、13倍という比率は低すぎると思えるほどだ!  

VMwareのコアビジネスであるサーバー仮想化に比べればこうした新製品の導入例はまだ少ないといえるが、顧客のIT環境の中でVMwareが関わっていない部分(またはベンダ)は本当にどこにもない。   最後になるが、同社はここ数年の間に競合他社から重要な人物を何人か引き抜いており、将来への投資を行っている模様だ。   こうした動きにより同社は、シスコ(今年前半のVCE合弁解消までは親密だった)など業界の巨大企業に対する競争力を秘密裏に高めている。   2015年にVMwareが再び大ブレイクするかどうかは誰にもわからないが、データセンター技術の新たな波の中で同社が重要なプレイヤーとなることは間違いない。

シスコとアリスタのデータセンタ決戦

シスコとアリスタの関係は決して良いと言えないことは誰でも知っているが、2014年の終わりになって両社の対立はさらに激化した。  ジョン・チェンバース(John Chambers)は2015年度第1四半期の決算発表で、Nexus製品ラインの売上が伸びていることについて「競合する営利企業の売上はどれもノイズ同然であるのに比べて」という表現を使って説明した。 そのわずか一週間後、シスコはアリスタを相手に特許侵害と著作物盗用を主張して2件の訴訟を起こした。    アリスタは嫌疑を否認したが、同社がネットワーク業界の巨人を本気にさせてしまったことは明らかであり、長く金のかかる法廷闘争に対応する必要に今後迫られるだろう。   とはいえ、この騒動によってアリスタが減速した気配は見られない。   同社は、プログラム制御性と柔軟性の高い次世代OSであるEOS+の発売を先頃発表した。   同年後半に発売開始されたその他の新製品や既存製品の拡張製品についても、独自仕様色の強いシスコのハードウェア・ソリューションに対抗しうることは間違いない。

2015年はどうなるか?   データセンターのベンダについては二極化が進むだろう。一方にはアリスタのような小規模のニッチ企業があり、他方ではオープン標準、相互運用性、真の破壊的技術といったものの周辺に企業が集まる。そうした状況は、シスコのような既存の大企業が市場支配力に物を言わせて販売を推進する限り続くと思われる。    最後に勝つのは誰かを予想するのは難しいが、2015年にこうした競争がさらに激しさを増すことは明かだ。

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