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ガートナーレポート:「今こそ、従来のIT支出を見直すときです」

IT Spending

Gartner Access

これまで実践してきたIT支出のあり方を再検討するタイミングは今しかありません。「いや、今までIBM製品を購入したからといって解雇された人はいないよ」。このような発言をうんざりするほど聞かされました。私は何もIBMの悪口を言っているのではありません。ただ、安全策を取って現状に固執することが、努力して手に入れたITの柔軟性やビジネスの機動性を手放すことにつながってしまうことを危惧しているのです。

今日、優れた評判の大手ブランドがすでに数多く存在しており、新規参入企業も続々と現れています。変化が不足しているのは、従来の枠を超えた予算の使い方のほうです。機器と運用にかかるIT支出を抑えながら、イノベーションのために予算を使うという素晴らしい戦略に切り換えるための条件や環境が整っているにもかかわらず、IT支出はなお機器購入に偏る傾向にあります。

支出のあり方を本当に望ましい形に変えることは、解放感を覚えるような驚きの経験となるはずです。従来とは異なる新しいアプローチのスタート地点は、購入の意思決定に影響を与える属性に基づいて、機器を分類することです。属性には、以下のものがあります。

  • コスト
  • IT資産のライフサイクル管理
  • ブランド認知
  • 信頼性の高いパフォーマンス
  • 技術革新
  • サービスの質
  • 柔軟で迅速なサポート

ITライフサイクル管理は、予算分析において重要な要素です。というのも、すべての歯車(つまり、IT資産)を同等に扱うべきではないからです。つまるところ、どのような環境でも中核となるアプリケーションと機器が混在しています。イノベーションとアジリティを推進する目的のものもあれば、ネットワークとデータセンターを期待どおりに稼働させ続けられるように信頼性が重視されるものもあります。これら高機能機器の耐用年数を延ばすことによって、機器購入やメンテナンスにかかるコストを大幅に削減する一方で、より多くをイノベーションのための投資に回すことができます。

機器のライフサイクルを延ばすための有効な戦略には2つあります。 第三者保守/サードパーティメンテナンス(TPM)再生品ハードウェアです。ガートナー社は数年にわたってこの両方の分野に注目しています。最近、業界ウォッチャーである同社が、「再生品ハードウェアリセラーが、ハードウェアとサポートにかかるコストの削減機会を提供」というテーマのリサーチをアップデートしました。ガートナー社は、「再生品ハードウェアを購入することで企業はIT資産の機能寿命を延ばすことが可能になり…購入する機器の複雑さ、場所、年数、製品密度によっては、同等の機能のハードウェアの新品を割引価格で購入するよりも50%から70%節約することができる」としています。

一部の機器に対して(すべてではなくても)TPMを利用することで、ハードウェアのOEM契約にかかる費用を通常50%から60%削減することが可能です。ガートナー社は、各企業に対して、「ハードウェアの重要性が低いか、保証期間が終了したか、販売が終了したか、あるいはサポートが終了した場合、ハードウェアサポートは、再生品ハードウェアの再販業者やTPMプロバイダーが提供するサポートを利用する」ことを勧めています。「柔軟な契約条件を求める場合は、再生品ハードウェアの再販業者やTPMプロバイダーが提供するサポートを利用する」こと、また、「コモディティ化した製品や生産性に関係のないハードウェアについては、そのハードウェアベンダーのサポートを試してから、データセンターまたはネットワーク環境でより大規模にプロバイダーを利用する」という試験的な導入が推奨されます。

前回のガートナーのITファイナンシャル、プロキュアメント&アセットマネジメント(ITFiPAM)サミットで、私は「How to Stay on Budget and Innovate(予算内でイノベーションを行う方法) 」というテーマでIT資産管理についてプレゼンテーションを行いました。その中で、米国に本拠を置く売上高60億ドル、従業員数5,300人のある小売チェーンの事例を紹介しました。この企業は、2,800万ドルを投じて米国内の4,000店舗のアップグレードを実施した後、カナダの1,000店舗に対しても同様のアップグレードを実施しようとしていました。その際、再生品ハードウェアと独立系保守ベンダーのサポートサービスを利用するという新しい方法を採用したことで、ハードウェアの購入コストとメンテナンスコストの両方を削減することができ、結果的に450万ドルの設備投資額の削減と年間175万ドルの経費削減、つまり3年間で総額975万ドルもの削減につなげることができたのです。このような大きな成果を見過ごすことはできません。

予算内で最大限のイノベーションをもたらすため、これまでとは別の道を企業は選択すべきです。そうすることが、大幅なコスト削減とより賢明なIT投資の決定を可能にする近道となるはずです。現実を直視しましょう。より望ましいハードウェアを購入し、より望ましいサポートを選択できることが、際限のないウィッシュリスト(よくあるのは、将来も環境を使い続けられるようにしてほしい、グローバルなサポート契約を一本化したい、不要なIT支出を削減したい、ビジネスイノベーションへの予算配分を増やしたい)に対応するためのベストな方法なのです。

このようにすることで、ビジネスを推進する一方で、年間のIT支出から最大の効果を引き出せるようになります。


Gartner Used-Hardware Resellers Offer Hardware and Support Cost Savings, Eric Goodness, Christine Tenneson, published: 5 February 2015, refreshed: 21 October 2016.

 

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